日本トータライフ協会「推奨の言葉」

久世栄三郎
日本トータライフ協会理事長
http://www.totalife.net/

 90有余年の累々と流れる歴史、それは温厚な人柄に秘められた社長の企業理念と葬祭哲学に脈々と受け継がれ、それを陰となりサポートされている奥様の存在と相まって「並川」のサービス構築における基盤が成されていると拝察いたします。えにしに結ばれたのは、札幌のホテルにて行われた大規模な社葬の折。プロデュースと司会を担当する事となり、何度も打ち合わせを重ねる中で感じられたことは、「ご遺族のために…」という素朴で温かい企業風土でした。それから数ヶ月後、初めて訪れた冬の当別。心の温かみとはこうした厳しい自然を背景に育まれるのかも…と感じられたことが懐かしく思われます。

 やがて、ご長男の憲多氏も当協会の研修会等に積極的に参加されるようになりましたが、「これまで行ってきたご葬儀には、どこかに作業という意識がありましたが、協会で葬儀とは何かを学び、それこそがプロの仕事であることを知りました」と発言され、葬祭業の未来に新たな光明を見いだす思いがいたしました。

 「人の悲しみに都市も地方もない」との観点で「ご遺族のために」と邁進する協会理念に共感され、ひとつでも多くのことを習得されようと努力される並川のすべてのスタッフに、改めてエールを贈るところです。

 2017年2月には並川憲多氏が代表取締役に就任され、弟君である充弘氏が専務取締役を努められることで従来の伝統に新たな息吹が吹き込まれ、今後益々ご発展されることを確信いたしております。

 今回、HPリニューアルに際し、葬祭サービスで重視されつつある「愛と癒し」のホスピタリティの一層の実践を期待し、乱文ながら一筆とさせていただきます。