2017年02月09日

若者託す

 早いもので 一月はいんでまう(行ってしまった)
       二月は逃げる(逃げてしまっつた)
       三月は去る(去ってしまった)
明治生まれのなくなった母が、よく言っていたことを思い出しました。
月日の流れは、光陰矢の如し、とは全く早すぎて今更ながらその通りですね
あれもしなければ、これもしなければと考えているうちに一日が過ぎてしまい反省の毎日です。

 今年は弊社も社長が交代、専務が後継者として引き継ぐ事になりました。
室長も専務として、新社長を盛り立てて引き継いでいってくれる事と思います。
大正時代から引き継いで、今年で九十四年目となりました。

 時代と共に、葬儀の在り方、考え方も随分変わりました。
先ずは(弔い)という言葉は、どこへいってしまったのでしょうか?
家族も其々が居を別々にし、お寺さんでさえも前住職と住職の同居は珍しい時代となりました。
仕方のないことですが、我々の三世代同居は夢のようです。

 少子高齢化の時代ですから、無理もありません。
大変な事も随分とありましたが、祖父母と同居の子供たちは皆優しい子供が多いと感じるのは私達世代でしょうね。その中で祖父母の死を、受け入れ身近に感じていたのでしょうね。
祖父が亡くなった時、ワンワンと泣いて傍から離れなかった娘も、今は二世代同居の暮らしをしております。

 季節の移ろいと共に、少しずつ人々の社会も暮らしも変わっていくのでしょうね。変わらなければならないのは、私達でしょうね。
若い息子たちに、暖簾を託し地域のために、ご遺族族のために
どうぞよろしくご支援お願い致します。